この記事では、私や友達がルームシェアで実際に経験したトラブルについて綴っています。
私はアメリカの大学に正規留学し、在学中は
ホームステイ(約1か月)
ルームシェア(2年)
寮生活(2年)
をしていました。
経験したトラブルを元に考えたトラブル回避法もまとめたので、ルームシェアを検討している方の参考になれば幸いです。
ルームシェアトラブル体験談①
私が実際に経験したルームメイトとのトラブルです。
ルームシェアの始まり
始めの1年は日本人の女友達とルームシェアをしていてトラブルもなく仲良くやっていたのですが、その子が帰国することになり、自分の代わりにと連れてきたのが日本人のDくんでした。
ルームシェアは退去する人が自分の代わりに入居する人を探すルールがあります。
Dくんとは以前から私もグループで付き合いがありましたし、2 Bedroom 2 Bathroomのアパートでそれぞれ自分のバスルームがあったので、特に不安に思うこともなくルームシェアがスタートしました。
薄い壁から聞こえてくる陰口
Dくんとのルームシェアで一番嫌だったことの1つです。
お互いの部屋が隣り合っていて壁も薄かったので、会話が漏れ聞こえてくることがありましたが、Dくんはとにかく陰口が多く、色々な人の悪口を色々な友達に言っていたんです。
現地の狭い日本人コミュニティーでは共通の知り合いや友達も多いため、私の友達でもある人に対しての陰口を聞くのは不快でした。
他の地域に留学している私の英語学校時代の友達が数日間泊まりに来た時も、
ブサイク(私のこと)の友達はブサイク
ブサイクだから性格も悪そう
と言っている声が聞こえてきた時は本当に腹立たしかったです。
薄い壁問題は私の友達も経験していて、ルームメイトが彼氏とイチャイチャする声が聞こえてくるのが正直嫌だったそうです。
SNSに悪口を書かれる
ある日Dくんから、広めのリビングがデッドスペースになっていたため、「ルームメイトをもう1人いれようか?」と提案されました。
リビングをカーテンなどで仕切って個室にするのは珍しくなく、家賃が安いので節約したい人は検討の価値アリです。
これには私も賛成だったので、私が日本人コミュニティの掲示板でルームメイトを募集してみました。
すると早速男子学生から連絡があったことをDくんにも伝えましたが、なぜか反応が薄く、不思議に思っていると、その日Dくんが
ルームメイトが男を家に増やそうとしてる。男に飢えてる
とSNSに書いていたことを共通の友人から知らされました。
Dくんが「ルームメイトを入れよう」と言ったのは単なるノリだったらしく、結局ルームメイトの募集はやめることになりました。
これに関しては、Dくんと会話したくないがためにルームメイトの条件を事前に話し合わなかったことを反省しています。
きちんと話していたらDくんが本気じゃないことがわかり、このトラブルは起こらなかったはずです。
また例えDくんが本気だったとしても、事前にルームメイトの条件をすり合わせておかないと、後々トラブルが発生していた可能性もあります。
アパートの退去時にゴミや私物を放置でバックレ
Dくんとのルールシェアはギスギスしながらも約1年続きましたが、彼の帰国が決まり、私も数ヶ月後には他の州の大学に編入することになっていたので、アパートは解約することに。
Dくんが帰国する数日前に私は短期で住むルームシェア先に移っていたので、Dくんの出発日に私がアパートに戻って家の鍵や光熱費をもらい、アパートを明け渡す手筈になっていました。
しかし、待ち合わせの時間にアパートに行くとすでにもぬけの殻・・・。
鍵や光熱費をもらえなかっただけでなく、ゴミや家具まで放置して行ってしまったのです。もちろんそのままでは退去できないので、Dくんの汚れた靴下など散乱したゴミをかき集め、机・本棚・ベッドなども私が解体して処分する羽目になりました。
Dくんにはもう関わりたくなかったので、この件は泣き寝入りしました。
ルームシェアトラブル体験談②友達と絶好
私の英語学校時代の友達Aちゃん・Bちゃんの話ですが、2人は留学先が同じだったので一緒にルームシェアをしていました。
しかし、次第にAはBを家や学校でも避けるようになったそうです。
Bは理由がわからず悩み、話し合いをしようとしましたがAは応じてくれず、結局Aはルームシェアを出て行ってしまいました。そしてその後も友達には戻れなかったそうです。
私はAから話を聞けていないので何とも言えませんが、英語学校時代から友達だった2人が絶好してしまったことは残念に思います。
友達同士のルームシェアのメリットとリスク
友達とのルームシェアは、やはり相手の身元や人となりが把握できているので『安心・安全』です。
一方で、
一緒に暮らしたことで友達の短所が気になるようになった
関係を壊したくなくてストレスを溜め込んでしまった
ということも珍しくなく、私の友達のように、ルームシェアがきっかけで友情そのものが壊れてしまう可能性もなくはないです。
友達とルームシェアをするなら、私は『自分と違いが多い友達』より、『考え方が近く、共通点が多い友達』との方が上手くいきやすいように思います。
友達としてなら「自分と違うのが楽しい・刺激的」と感じられても、ルームメイトとしての感じ方は違うからです。
ルームシェアでのトラブルを避けるための3ステップ
せっかくルームシェアをするなら、できるだけトラブルは避けたいですよね。
他人と暮らす以上、トラブルの可能性を0にはできませんが、以下の3 Stepでトラブルリスクの高いルームシェアを避けることは可能です。
ステップ① 自分のストレスポイントを知る
ルームシェア探しを始める前に、日々の生活の中で自分にとって重要なことや、ストレスになること、我慢できる・できない範囲をリストアップし、ルームメイトの条件を考えましょう。
例えば、
眠りが浅くて夜中に物音がすると眠れないから、夜型の人との生活は辛いかも
騒がしいのが苦手。家で毎週パーティがあるのは嫌だけど、月1なら許容範囲かな
自分のストレス因子が一つもない人を探すことはとても難しいので、それぞれの条件の優先順位も決めておくことが大切です。
ステップ② ストレス因子の少ないルームシェアを選ぶ
ステップ①でリストアップした条件も考慮しながら、ルームシェア先を選んでいきます。
友達の友達や、初めましての人とのルームシェアを検討している場合は、以下のように気になることがあったら質問してみて大丈夫です。
朝型ですか?夜型ですか?
来客やパーティの頻度はどれくらいですか?
優先度の高い条件はクリアしているか、クリアしていない部分は許容範囲か確認しましょう。
ステップ③ ルームシェアのルールを決める
特にルールを設定していないルームシェアも多いですが、トラブル防止のためにはルールを話し合っておくことをおすすめします。
ルームシェアの始め方を詳しく知りたい方はこちら
結論:ルームシェア中のトラブルも良い経験。恐れずに挑戦してみよう!
ルームシェアでのトラブル回避方法を紹介しましたが、大なり小なり何らかのトラブルやストレスは必ずあります。
家族との生活ですらストレスを感じることがあるんですから、他人と住むなら尚更です。
トラブルは決して『失敗』『ダメ』ではありませんし、共同生活で精神的に成長できたり、トラブルから学ぶこともたくさんあります。
Dくんとのあれこれも今となっては良い思い出です。
ルームシェアは貴重な経験になるので、トラブルを恐れずに挑戦してみて下さい。