アメリカ留学中どこに住もう?
アメリカの寮生活ってどんな感じ?
寮生活のメリット・デメリットって?
寮生活の体験談が聞きたい!
そんな人のために、この記事ではアメリカ留学における寮生活についてまとめています。
私はアメリカの大学に正規留学し、在学中は
ホームステイ(約1か月)
ルームシェア(2年)
寮生活(2年)
をしていました。
私は寮生活が一番充実していて好きだったので、本記事では体験談もたくさん交えながら寮生活の魅力を紹介します!
寮の基本知識
寮生活のメリット
寮生活のデメリット
寮生活のリアル体験談
知っておくべき寮の基本
①部屋タイプ
部屋タイプは寮の申込時に選択できます。
スタンダードな2人部屋(それぞれのベッド・机・収納があり、キッチンやトイレ・バスはフロアにあるものを共同で使用)や、リビング・キッチン・バス付きの2-4LDKのようなアパートタイプの部屋もあります。
②寮費
学校には複数の寮があり、寮の設備や部屋タイプ、何人部屋か等により寮費が異なります。
私が通っていた大学には普通の寮と改装された寮があり、以下のような料金体系になっていました。
※光熱費・WiFi込み
ちなみに私の大学はど田舎にあったので、都市部の大学よりも安めです。
③ルームメイト
ルームメイトはランダムに振り分けられることが多いですが、友達同士で指名できることもあります(双方が希望する場合のみ)。
申込時に生活リズムや性格に関する簡単なアンケートがあり、ある程度相性も考慮して決められるようです。
異性と同室になることはありませんが、フロアや寮内は男女混合の可能性もあります。
④食事
校内のカフェテリアだけでなく、自炊・デリバリー・外食など自由です。
多くの学校で、寮生はMeal Plan(カフェテリアでの食事プラン)の申し込みが必須になっているので確認してみましょう。
私は朝ごはんはシリアルなどを部屋で食べ、お昼や夜にカフェテリアを利用することが多かったです。
ちなみにカフェテリアでは一般料金と寮生料金があり、寮生は1食$2-3で食べられました。
カフェテリアの食事や利用方法、Meal Planについてはこちら
寮生活の4つのメリット
①利便性・快適度が高い
通学が楽
寮は基本的にキャンパス内にあるので徒歩で通学でき、交通費の節約にもなります。
設備やアメニティが充実
生活必需品だけでなく、生活を快適に・楽しくさせてくれる物もあるのが、ホームステイやルームシェアにはない大きな魅力の1つです。
寮にある設備の例
(※学校や寮によって異なります)
カフェテリア
自販機、コンビニ
洗濯機&乾燥機
キッチン
ジム
自習室
リラックス談話ルーム
レクリエーションルーム
テレビ&映画鑑賞ルーム
調理器具、DVD、遊び道具の貸し出し
など
私の寮には自習スペースが複数あり、部屋によって椅子や机、雰囲気が違うので、その日の気分で選ぶのが楽しかったです。
疲れたらソファで休憩したり、レクリエーションルームのピアノを弾いて気分転換をしたりしていました。
放課後や土日もカフェテリアでのバイトや、キッチンで友達と料理をしたり、寮で行われるイベントに参加したりと、寮が生活の中心でした。
②友達ができる&英語力を伸ばせる
たくさんの学生が暮らしている寮では、日常生活の中で交友関係を広げるチャンスが豊富にあります。
例えば・・・
ルームメイトの友達がよく部屋に遊びに来て仲良くなった
近くの部屋の人がふらっと立ち寄った
キッチンで料理をしてたら話かけられた
なんてことも珍しくありません。
私は3人部屋で、ルームメイトは何回か変わりましたが全員アメリカ人でした。
そのため放課後も寮で英語漬けの生活を送ることができ、ルームメイト達のネイティブスピードの会話は良いリスニングの練習にもなりました。
ルームメイトが冬休みに実家に招待してくれたり、同じ寮の中国人留学生と郷土料理を作り合ったりしたのもいい思い出です。
つい日本人留学生で集まってしまい、英語を話す時間が少ないという学生も実際いますが、寮では英語に触れる時間を確保できます。
③トラブルのサポートがある
寮で何らかのトラブルが生じた場合には、寮長(学生アルバイト)や寮の職員が相談にのってくれたり、客観的な立場から仲裁など解決の手助けをしてくれます。
ルームシェアではルームメイトとトラブルがあっても当人同士で解決するしかありませんし、すぐに引っ越すのも難しいですよね。
しかし寮では上記のようなサポートがありますし、学期ごとに部屋を移ることができるので、他人との共同生活に少し不安がある人にもおすすめです。
また深刻なトラブルの場合は、学期途中でも他の寮や部屋に移らせてくれることもあります。
私がルームシェアで実際に経験したトラブルについてはこちら
④共同生活を円滑にする程よいルールがある
寮生活はルールが厳しくて窮屈そう・・・
そんなことないよ。みんなが快適に生活するのに必要な最低限のルールだけで、けっこう自由だよ。
私の寮の唯一のルールは、『平日の夜10時以降と金・土の夜12時以降は静かにする』という"Quiet Hours"でした。
また、門限はなくカードキーで24時間出入りが可能でしたし、洗濯室や自習室等も24時間利用できました。
共同生活に必要な節度をルールで保ちつつ、大学生らしい自由度もちゃんとあります。
寮生活の4つのデメリット
①プライベートの確保が難しい&自分のペースで生活できない
1人部屋以外は完全な個室ではないため、プライベートが確保できず、くつろげない・窮屈と感じてしまう人もいるかもしれません。
勉強しようと思ったらルームメイトの友達が来て騒がしくなっちゃった
暗くして寝たいけどルームメイトはまだ起きてるんだよね
というように、思い通りにできないことも多いです。
私が住んでいた3人部屋(月$486)の写真です。これで部屋の90%が写っているので決して広くはありません。
自分のベッドや机しか「自分のスペース」がないので、1人になりたい時や集中したい時は談話ルームや自習室で過ごしました。
また、宿題に時間がかかり寝るのが遅くなってしまう(留学生あるある)ので、迷惑にならないように夜は自習室で勉強し、終わったら静かに部屋に戻るのが日課でした。
寮生活ではルームシェアやホームステイ以上に気遣いや配慮が必要ですし、自分で工夫することも大切になってきます。
②自分でルームメイトが選べない
先述の通り、ルームメイトは事前アンケートの結果を多少考慮して、学校側が決めます。
しかし、何百人という生徒から自分にベストな相手を選んでくれるわけではないので、性格や生活習慣が合わない人と同室になることも普通にあります。
部屋では逃げ場がないのでストレスも感じやすいですし、「合わない」という理由で他の部屋に移ることはできないので、部屋移動ができる次の学期まで我慢しなくてはなりません。
実際に何らかのトラブルが発生した場合は、迷わずに寮長や寮の職員さんに相談して下さい。
状況に応じて対応を検討してくれます。
③シャワー・トイレが共有
洗面所・シャワー・トイレは共有のため、自分が使いたい時に使えない不便さがあります。
特に女子のシャワールームは待ち時間が長くなりがちです。
私のフロアにはシャワールームが2つしかなく、約30名の女子生徒でシェアしなくてはいけませんでした。
朝シャン派が多く特に朝は混雑するため、私は夜や早朝に利用していました。
④夏休みは運営規模が縮小される
夏休みが5月中旬から8月末までと長いため、現地学生は寮を一旦解約して帰省することがほとんどです。
そのため、夏休み中は寮の運営規模が縮小されたり、閉まってしまうことがあります。
完全休止ということはありませんが、夏休み中の寮の利用規約や料金、私物の保管方法を確認しておきましょう。
私の大学では、13ある寮のうち夏休み中に利用可能なのは1つだけ(月$588の2人部屋)でした。
夏学期中は最低限の荷物だけ持って別の寮に移り、他の私物は新学期が始まるまで自分の部屋に保管させてもらいました。
別の寮に移らなければならないのは不便でしたが、私物の保管は無料だったのは良かったです。
結論:メリット豊富な寮生活は留学生に超おすすめ
ルームシェアやホームステイと比べ、寮生活が特別費用を安く抑えられるというわけではありません。
しかし、私は寮生活はデメリットを上回るメリットがあり、コスパは最強だと感じました。
寮では人脈を広げて英語力を向上させるチャンスが多いですし、留学して始めの1,2年は特に寮生活がおすすめです。
現地生活に慣れてきたら、ステップアップしてルームシェアなどにチャレンジしてみるのも良いと思います。