ナチュフル英会話

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【体験談】アメリカ留学でのルームシェアのメリットとデメリット

 

ルームシェアのメリット・デメリットは?

 

ルームシェアの始め方は?

 

ルームシェアって何か不安・・・

 

ルームシェアの体験談が聞きたい!

 

そんな人のために、この記事ではアメリカ留学におけるルームシェアについてまとめています。

 

私はアメリカの大学に正規留学し、在学中は
ホームステイ(約1か月)
ルームシェア(2年)
寮生活(2年)
をしていました。

 

2年間のルームシェア生活では、自分で部屋を契約したり、掲示板で見つけた部屋に住んだり、ルームメイトとのトラブルなども経験しているので、私の実体験もシェアしていきます。

 

この記事でわかること

 ルームシェアの始め方

 ルームシェアのメリット

 ルームシェアのデメリット

 ルームシェアのリアル体験談

 ルームシェアの注意点

 

 

結論としては、ルームシェアを始めるのは、留学生活に慣れてから(個人差はありますが、早くとも渡米数ヶ月後)がいいと思います。

 

というのも、ルームシェアには大きなメリットがある反面、ホームステイや寮生活よりも注意するべきポイントが多いからです。

 

それでは1つずつ解説していきます。

ルームシェアの始め方 ・ルームメイトの見つけ方

学校やエージェントに申し込むだけでいいホームステイや寮と比べると、ルームシェアは始めるハードルが1番高いです。

 

方法① ルームメイトを募集している家を探す

すでにルームシェアをしている家の空き部屋を探すパターンです。

 

空き部屋ってどうやって見つけるの?

ルームメイト募集の情報は
・友達のツテ
・ネットの掲示板やSNS
・学校の掲示板
などで集めるよ

 

入居までの流れは以下の通りです。

ルームシェアを始める手順

 

前に住んでいた人の家具が残っていたり、調理道具など共同で使用OKの物もあるので、手軽・低コストで始められます。

 

初めてのルームシェアならこの方法が1番おすすめです。

 

方法② ルームメイトを見つけ、一緒にアパートを契約する

ルームシェア先を探している友達や知り合いがいたら、一緒に住むアパートを契約することも可能です。

 

しかし、空き物件の情報集め、内見や契約を全て英語でしなければならないので、相応の英語力が必要です。

 

また、初期費用もある程度用意しておかなければなりません。

 

ルームシェア初期費用

 

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ルームシェアの始め方を詳しく知りたい方はこちら

 

 

ルームシェアの4つのメリット

①学校の近くなど、希望のエリアに住める

ルームシェアでは、学校から徒歩圏内、スーパーの近く、お気に入りのエリアなど、自分の好きな所に住むことができます。

 

ホームステイではエリア指定ができないため、学校から離れた住宅街になることもよくありますし、寮は学校の敷地内にあるので通学は楽ですがスーパーなどが遠くなってしまう可能性があります。

 

 体験談

私の場合はこんな感じで、やはりルームシェアが立地は1番便利でした。

 

ルームシェア・ホームステイ・寮の比較

自分にとって重要な場所へのアクセスを考慮して住む場所を決められるので、生活の利便性を求めたい人にはオススメです。

 

②自分の予算や希望に合った部屋に住める

ルームシェアでは幅広い家賃・部屋タイプの中から、自分の希望にあったものを選ぶことができます。

 

ルームシェアの部屋タイプは主に次の3つです。

1. Master Room

 個室の中に自分専用のバスルームがある

 キッチンとリビングのみ共有

 一人暮らし感も楽しめる

 家賃が高め

2. 普通の個室

 自分の個室がある

 トイレ・お風呂は共有

 プライベートは十分確保できる

 リーズナブルな家賃

3. リビング

 リビングをカーテンなどで仕切って個室風にした部屋

 プライベートは一応確保できる

 生活音が気になるかも

 家賃が抑えられる

 

家賃の負担割合は、ルームメイト間の合意で決められます。そのため、例え同じマンション内の同じタイプの部屋でも、家賃負担額はルームシェアごとに違うので、複数比べてみることが大切です。

 

 体験談

私は月$1400の2bedroom 2bathroom (日本で言う2LDK+バスルーム2つ)のアパートに2人で住み、家賃は$1人700ずつ支払うことになりました。

 

$1400なら他にも例えば、

Master $800、個室$600や

Master $650、個室$450、リビング$300

 

という折半方法もあるかもしれません。

 

③ルームメイトが外国人なら異文化交流ができる

これはホームステイや寮生活にも言える事ですが、ルームメイトが外国人であれば英語が上達しやすいだけでなく、異文化交流の機会を大幅に増やすことができます。

 

お互いの国の家庭料理を作り合ったり、同じ国の留学生同士でするイベントやパーティーに誘ってもらえることも多く、そこからさらに友達の輪を広げることができます

 

 体験談

私の友達は韓国人留学生とルームシェアをしていたことで大親友になり、彼女の紹介でさらに韓国人の友達や彼氏ができました。卒業後お互いが自国に帰国した後も関係が続き、結婚式にも呼び合っていましたよ。

 

また、ベトナム人グループとルームシェアをしたことでベトナム語が話せるようになった友達もいました。

 

私も学校での留学生交流イベントには積極的に参加していましたが、一期一会になってしまうことも多かったです。一方で、ルームメイトとは長い時間を共に過ごすため、より深い関係が築けるようです。

 

④ルームメイトと支え合うことができる

家族から離れ、文化も言語も違う異国で暮らすことは楽しいことばかりではありません。

 

ホームシックや、文化や言語の違いで人間関係に悩んだり、宿題や勉強に追われたりと、大変なこともたくさんありました。

 

ルームメイトは悩みを打ち明けられる相談相手、一緒に勉強をがんばる戦友、また家族のような存在にもなってくれます。

 

ルームシェアの4つのデメリット

①退去前に次の入居者を見つけなければならない

ホームステイや寮からの退去は手続きをするだけで良いですが、ルームシェアから出て行く時は退去前に次の入居者を自分で見つけなければなりません。

 

ルームメイトが1人減ってしまうことで、残された人の家賃負担が増えないよう、ルームシェアの暗黙のルールとなっています。

 

退去の手順は入居の時の反対です。

ルームシェアの退去の手順

 

自分の代わりの入居者を見つけられなかった場合、退去後の数ヶ月分の家賃の支払いを求められることも珍しくありません。(細かいルールはルームシェアごとに異なります。)

 

退去を決めたら早めに行動することが大切です。

 

 体験談

私は college から university に3年次編入するのにあたり、7月にルームシェアの部屋を退去する予定でした。

 

1ヶ月前から代わりのルームメイトを探し始めたものの、5月に卒業、6月の夏休みに帰省や帰国をする人が多く、結局代わりの人を見つけられず、家賃を1ヶ月分支払うこととなりました。

 

②性格や生活スタイルの違いからストレスが生じやすい

ルームメイトが毎週末、夜遅くまでパーティをしていてうるさい

友達とパーティをしたいのにルームメイトが嫌な顔をする

 

ルームメイトに細かい掃除のルールを決められた

ルームメイトが掃除をちゃんとしてくれない

 

このように生活スタイルや性格が自分と大きく違う人とのルームシェアでは、ストレスやトラブルが生まれやすいです。

 

しかし、ルームメイトとのトラブルは事前の対策で回避することができます。

 

 トラブル回避のためのチェック項目 

 

ルームシェアを決めたらチェック

 自分がストレスを感じることは何?

 生活で譲れないことは何?

 ルームシェアの条件をリストアップ

 

事前のやりとりでチェック

 相手の言葉遣いは悪くないか?

 メールの返信が遅すぎないか?

 ルームシェアのルールは何か?

 どうしても我慢できないルールはないか?

 

お部屋の見学でチェック

 部屋の様子、清潔度

 ルームメイトがどんな人か

 

ルームメイト探しは『お見合い』のようなものです。相手からの質問にも取り繕ったりせず、お互いのために正直に答えましょう。

 

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失敗しないルームシェアの始め方はこちら

 

 

③トラブルは自分で解決しなくてはならない

ルームメイトとトラブルがあった時、寮では寮長(生徒)や寮の職員に、ホームステイではホストファミリーやエージェントに相談することができます。

 

一方でルームシェアでは、トラブルは自分たちで解決するしかありません。

 

どうしてもストレスに感じていることがあったら、ルームメイトと話し合いをし、お互いが納得できるルールを決めましょう。

 

例えば、掃除の担当やパーティーをする時間・人数・頻度の制限など、ルールを決めておくことで、お互いのストレスを0にはできなくとも軽減することは可能です。

 

他人と暮らすわけですから、多少の我慢とお互いの譲歩が欠かせないことは覚えておきましょう。

 

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私が実際に経験したトラブルはこちら

 

 

④ルームメイトが日本人だと英語力は伸びにくい

日本人同士のルームシェアは、常識や生活観が似ていることから、他の国の人と住むよりストレスやトラブルが生じにくい傾向にあります。

 

しかし、家の中での会話は日本語になってしまいますし、家に遊びに来るのも日本人の友達が多くなり、英語の上達や異文化交流のメリットは得にくいです。

 

結論:正規留学者で留学後期でのルームシェアはおすすめ

ルームシェアをおすすめしない人

①渡米して間もない人

前述のように、ルームシェアは始めること自体が簡単ではないので、留学初期にはおすすめしません。

 

留学初期はまず、ホームステイや寮生活を通して現地での生活に慣れることを優先にしましょう。学校や生活に慣れ、英語力が向上してきてからルームシェアを始めるのが良いと思います。

留学が短期間の人

留学期間が数ヶ月〜1年くらいの人には、ホームステイや寮生活の方がおすすめです。

 

衣食住を整えやすいため、短い留学期間を学校生活に集中させることができます。

 

またホームステイや寮の方が、アメリカ人や他の国からの留学生との交流機会を確保できるのも、短期留学者におすすめする理由です。

 

ルームシェアをおすすめする人

ルームシェアをおすすめするのは以下の2つに当てはまる人です。

①1年以上の留学を予定している人

②渡米後しばらく経っていて、現地の生活に慣れた人

 

特に正規留学の場合、2〜4年は現地に住むので、『快適・便利・自由度』といった点も大切なポイントです。この点はルームシェアはホームステイや寮生活を上回っているように思います。

 

また、ルームシェアはアメリカ生活の定番でもあるので、正規留学者なら経験して損はありません。

 

初めは日本人と、慣れてきたら外国人と、というようにルームシェアのレベルを上げていくのも良いと思います。