
留学を控えている人・検討している人は、それぞれ色々な想像や期待をしているかと思います。もちろん私もそうでしたが、実際に留学生活が始まるとギャップを感じたことも。この記事では私が4年間の留学生活で感じた4大ギャップをシェアします。
〜私の経歴〜
日本の普通の高校を卒業後、アメリカの大学に進学。
4年後卒業・帰国し、現在は外資系企業にて英語を使った仕事をしています。
留学中に経験したギャップ
留学のリアルな実態
ギャップ回避・対処方法
結論から言うと次の4つが、私が留学して感じたギャップの中でも特に大きかったものです。

それぞれ詳しく説明していきます。
ギャップ①日本人留学生がとても多い
日本語が聞こえてくるキャンパス
留学先がカリフォルニア州だったのもあるかと思いますが、アジア人留学生が大変多かったです。私の大学は日本人留学生がとりわけ多く、キャンパスを歩いていたり、図書室で自習をしていると当たり前のように日本語が聞こえてきました。私が専攻していたhospitality は日本人留学生に特に人気があり、専攻科目ではクラスの1/4が日本人だったことも。
日本人留学生がいることはわかっていましたが、現地生徒や国際色豊かな留学生に囲まれたキャンパスライフを期待しており、また留学したらそれが当たり前に手に入るものだと思っていたため、『日本人留学生の多さ』は留学中に1番ギャップを感じた点でした。
【対策】留学生の出身国比率を確認して日本人が少ない地域に留学
やはり日本語が飛び交うキャンパスは私の理想とする留学環境とは違ったため、カリフォルニアのcollegeから3年次編入するuniversityを決める時には『日本人留学生が少ない』ことを志望校選びの絶対条件の1つにしました。
日本人留学生が少ないかは、どうしたらわかるの?
大学のホームページや、大学情報を載せている各種ウェブサイトを見てみよう
大学のホームページの情報が1番正確ではありますが、留学生の国別生徒数や比率を公開していない大学も多いです。その際は大学情報サイトを見てみましょう。正確性は多少欠けるかもしれませんが、日本人留学生が多いか少ないかの判断材料にはなります。
もし私のように日本人留学生が少ない環境での留学を望んでいる場合は、事前にしっかりと調べることが大切です。なお、日本人留学生が多い地域に留学するのも決して悪いことではないではなく、以下のようなメリット・デメリットがあります。
日本人生徒が多いことのメリット
安心感がある
色々な情報が手に入りやすい
日本人生徒が多いことのデメリット
日本人同士で行動を共にしてしまいがち
日本語で話してしまい英語力が伸びにくい
ちなみに私は自分の専攻のカリキュラムが充実している&学費が予算内の大学の中から、日本人留学生が少なさそうな大学を選びました。実際日本人生徒は私しかおらず、理想とする環境で留学生活を送ることができて良かったです。
ギャップ②アメリカ人の友達を作るのは大変
留学生は留学生同士で行動しがち
私だけでなく日本・他国からの留学仲間も見て感じたことですが、留学生同士でグループになって過ごしていることが多く、現地生徒とよく行動を共にしている留学生はかなり珍しかったです。
やはり留学生同士は留学生向けのイベントなどで知り合って留学生活やお互いの国について話すうちに仲良くなりますし、また友達を交えて遊ぶことも多く交友関係が広がりやすいと感じました。

一方で現地生徒との出会いの場は教室や大学のイベント・クラブ活動など様々あるものの、やはり現地生徒同士で会話が弾んでいたり、高速英会話に入っていけなかったりと、『仲良くなるまでのハードルの高さ』を感じました。
私はテレビやSNSをほとんど見ず、好きなアーティストや俳優・番組なども特になかったので、話せる話題に乏しかったのもダメでした。

留学すれば現地出身の友達が『自然と』『たくさん』できるだろうと留学前は思っていましたが、私のような引っ込み思案タイプにはなかなか難しかったです。
【対策】寮に入ることで現地生徒との交流機会を確保
私はカリフォルニアのcollegeで過ごした2年間は現地出身の友達がほぼいなかったので、universityに編入する際には現地生徒と必然的に接点が持てる寮生活をすることに。
実際、同じ部屋に住むと自然とコミュニケーションが生まれましたし、ルームメイトの友達が部屋に遊びに来ることも多く交友関係も広がりました。ルームメイトが休日に実家に招待してくれたことも。
自分から積極的に現地生徒に話しかけに行くのに躊躇いがあるという人は、このような環境に身を置いてみるもおすすめです。
アメリカ留学中の寮生活について詳しくはこちら
ギャップ③「長期留学=英語上級者になれる」わけではない
英語力は伸びるけど、自由自在に操れるレベルからは程遠い
私は4年間留学したこともあり、英語力自体はかなり伸びたと思います。いわゆる『英語脳』は留学で手に入れた1番の財産で、読み聞きした内容を英語のまま理解し、アウトプット時も英語で考えられるようになりました。また帰国後すぐにTOEICが無対策で980点取れています。
しかし、例えばドラマ・映画・ニュースの聞き取りが難しい、スピーキングも表現力が限られていて細かいニュアンスまでは伝えられないなど、4年間の留学を経ても足りない点は相当あり、体感では「英語中級レベルに到達できたかな」というくらいでした。
私は留学前に
4年間アメリカで過ごすんだから、ネイティブと対等に渡り合えるような英語力が身に付くはず!
という高すぎる期待を持っていた分、『留学前に期待していた英語力』と『留学後の実際の英語力』に大きなギャップを感じる羽目に。
【対策】高過ぎる期待は禁物!現実的な目標を設定しよう
しかしよく考えると、20年前後アメリカで生きてきた現地の大学生と同等の言語レベルに4年の留学で到達できないのは当たり前。
もちろん留学による英語力の伸びや成果は必ずありますが、『伸び率』には個人差もあり、元々の英語力・留学期間・留学中の過ごし方などによって変わってきます。
私のようなギャップを避けるために大切なのは、現実的な目標設定をすること、そしてその目標を達成するために留学中に積極的に努力することです。
留学後のリアルな英語力について詳しくはこちら
ギャップ④留学生でも現地生徒に劣らない成績が取れる
最後にポジティブなギャップを紹介します。
英語力で劣っていてもクラストップになれる!
ネイティブの生徒には英語力で敵わないし、同じ土俵でやっていくのは大変そう
留学生が良い成績を取るのは難しいよね
と心配している人も多いかもしれません。
私も留学前は同じように思っていましたが、実際はそんなことはなく、複数の科目で中間・期末テストの点数がクラストップだったり、毎学期GPA3.5以上の成績をキープして大学から1学期$2000、年間で$4000の返済不要の奨学金ももらっていました。
留学生が首席で卒業したという話も聞いたことがありますし、『留学生だから良い成績を取るのは難しい』ということは決してありません。
やるべきことにしっかり取り組んでいれば成績の心配は不要
私が印象に残っているのが初級スペイン語クラスなのですが、高校でスペイン語を習っていた生徒が多いこともあり、『初級クラス』なのに授業は初回からスペイン語で進行。全くついて行けないし、最初の小テストも結果は振るわずで、クラスからかなり遅れを取っていることに焦りを感じました。
しかし一生懸命単語と文法を覚えると、中間テストではクラス3位の点数を取ることができ、「努力すれば遅れを取っていても追い越せるんだ」と自信になった出来事でした。
大学の成績自体はエッセイ、プロジェクト、小テストや中間・期末テストの結果、出席や授業態度など、様々な項目から算出されます。基本的には相対評価ではなく絶対評価なので、1つ1つ真面目に取り組んでいれば良い成績を取ることは十分可能です。
もちろん「首席やクラストップを目指したい」「オールAを取りたい」と言う人は、周りの人以上の努力が必要不可欠ですし、睡眠や遊び時間を削って勉強しなくてはならない時もあるということは念頭に入れておきましょう。
アメリカの大学での勉強や成績について詳しくはこちら
まとめ
留学には大なり小なりギャップは付き物ですが、留学を後悔するようなネガティブなギャップはできるだけ避けたいですよね。ネットで調べたり、身近な人に留学の感想を聞いたりすることで情報収集を必ず事前に行いましょう。
また、実際に留学して「こんなはずじゃなかった」「期待・理想と違う」と感じても決して諦めてはいけません。留学という貴重なチャンスを無駄にしないためにも、何がどのように理想と違うのか、どうすれば理想とする留学生活に近づけるのかを考え、実行し、現状を打開していくことが大切です。