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アメリカ大学留学するならどこが良い?留学先地域選びの4ポイントを卒業生が解説

 

留学先を選ぶ時のポイントは?

 

留学には都会が良い?田舎が良い?

 

留学先によって留学生活は変わるの?

 

そんな疑問を抱いている人のために、この記事ではアメリカ留学で『自分に合った留学先地域』を選ぶためのポイントを、私の4年間の留学経験を元に解説します。

 

日本の約26倍の面積があるというアメリカ。ニューヨークやボストン、ロサンゼルスなどの『定番・人気』留学先だけでなく、色々な地域に目を向けてみましょう。

 

〜私の経歴〜
日本の普通の高校を卒業後、アメリカの大学に進学。
4年後卒業・帰国し、現在は外資系企業にて英語を使った仕事をしています。

 

この記事でわかること

 留学先選びで考慮すべきポイント

 相場学費・生活費の州差の実態

 街の規模別メリット・デメリット

 エリアごとの大まかな気候の特徴

 

 

まとめると、留学先の地域選びのポイントとして紹介するのは以下の4つです。

 

留学先地域選びの4ポイント

 

それでは1つずつ解説していきます。

①相場学費・生活費

昨今の円安&アメリカでの物価高の2重苦により、留学に必要な費用は残念ながら増加傾向にありますが、留学費用はアメリカ国内でも地域によって大幅に異なるので、以下のような統計も参考にしながら、予算内に収まりそうな留学先地域を探してみましょう。

 

公立大学の平均学費は$1,000台の州もあれば$6,000台の州も

平均学費は公立大学でも州によって大きな差があります。2024-2025年度の公立universityの平均授業料を比較すると、1番高いのがミシガン州で$60,946、1番低いのがサウスダコタ州の$12,942です。

 

アメリカの大学の年間学費 州平均

参考:College Tuition: Understanding Average Costs, Trends, and Financial Aid

 

もちろんミシガン州の全ての大学が高くてサウスダコタ州の全ての大学が安いわけではありませんが、州によって差があることは頭の片隅に入れておくと良いと思います。

 

平均生活費は東海岸と北東部が最も高く、中西部が安い

平均生活費は地域や州によって異なり、最も高いのが東海岸と北東部(ニューヨーク州・ペンシルベニア州など)、安いのが中西部(ミシガン州・イリノイ州など)です。

 

州ごとの大学生の平均月額出費

参考:Student Living Costs in the USA: Budgeting for an International Degree in 2025 - Mastersportal.com

 

ただ、上記の高い・安い地域の中でも市やエリアによって差はあり、都市部の方が郊外より生活費は高くなります。

食料品購入平均金額は州により月$170から$473まで

大学生のスーパーなどでの食料品購入金額は平均月$250となっていますが、物価に州差があり、一番高いハワイ州での平均$473に対し、一番低いワイオミング州では平均$170です。

 

アメリカの大学生の食料品購入金額 月額平均

参考:Average Cost of Food per Month for a College Student | 2024 Analysis

 

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②街の規模・田舎度

留学先がどれくらいの規模の市町村なのかは留学生活に大きな影響を与えます。それぞれのメリット・デメリットも考慮しながら、希望の留学・生活スタイルや自分の性格に合った環境を選びましょう。

 

留学先地域選び ポイント②

 

都市部のメリット&デメリット

①利便性は高いが、生活費がかさむ

都市部にはあらゆるお店や施設が集中しているため生活の利便性は高く、また地下鉄・路面電車・バスなどの公共交通機関が発達しており、車なしでも十分生活が可能です。

 

しかし家賃・物価の相場が高く、生活費がかさんでしまう傾向にあります。

 

②大学は国際色豊かな一方、日本人も多い

留学先としても人気が高いため、より多くの国からの留学生と出会えるチャンスが。留学で英語力だけでなく「国際感覚を身につけたい」「視野を広げたい」という人にはピッタリな環境と言えるでしょう。

 

一方、日本人留学生も多い傾向にあり、キャンパスで日本語が聞こえたり、「日本人グループで行動してしまい英語力があまり伸びなかった」というケースも珍しくありません。

 

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③娯楽が充実しているが、勉強に集中できない人も

都市部は観光スポットや充実した娯楽施設があったり、大小様々なイベントが開かれるため、休日には観光や色々なアクティビティを楽しむことができます。人によっては勉強が疎かになってしまうこともあるかもしれません。

 

④治安に特に注意が必要

アメリカでは地域に関わらず自分の周りに気を配る必要がありますが、特に都市部はスラム街など治安の良くないエリアが多い傾向にあります。道路を一本跨ぐだけで治安が違うことも珍しくないため情報収集が必須です。

 

中小規模の街のメリット・デメリット

①生活しやすさとコストのバランスが良い

スーパーやホームセンター、その他生活に必要な物・サービスを扱うお店は多くあるため、日常生活で不便を感じる場面は少ないでしょう。

 

物価・家賃相場も都市部よりも低いため、快適さとコストのバランスは都市部・田舎よりも良いと思います。

 

②公共交通の利便性はピンキリ

公共交通はバスがメインですが、利便性はピンキリです。市街地を走るバスは本数が多くても住宅街の方は本数・バス停共に少なかったり、時間通りに来ないことも。バス通学になる場合は注意が必要です。

 

 体験談

私が1, 2年生の時に留学していたのは、ロサンゼルスから車で1時間弱の街でした。

 

バスは路線がとても多く、隣町のショッピングモールやビーチなど近隣エリアのあらゆる場所に行くことができましたし、市街地を走るバスは10〜20分に1本くらいだったので頻繁に利用していました。

 

一方、ホームステイ先から学校までのバスは1時間に1本しかなかった上に、20分遅れで来たり、時には予定時刻より早く行ってしまうこともあり、1番大事な通学には向いていなかったのが難点でした。

  

③良い息抜きスポットがある

都市部程ではないものの、地域のイベントがあったり、ショッピングモール・カフェ・公園など週末や放課後に気軽に遊びに行ける様なスポットが街に点在していて良い息抜きに。

 

④治安の悪いエリアに注意が必要

日本でも区や町ごとに住んでいる人の層が変わってくるように、アメリカもエリアによって違いがあります。近隣エリアのそれぞれの特色を把握し、治安の悪いエリアには近寄らないことが大切です。

 

 体験談

私が暮らしていた南カリフォルニアの地域は比較的治安が良く、大学近くの学生が多く住むエリア、中〜高所得者層の住宅街エリア、ヒスパニック系が多く住むエリアなどがありました。

 

治安が悪いエリアをバスで通り過ぎた時は、鉄格子やフェンスに囲まれた家、いたずら書き、道路の汚さなどがさ目立っていました。

  

田舎のメリット・デメリット

①生活費や家賃は抑えられるが、生活や交通の便は良くなく、車がないと不便

郊外は家賃が安く、物価も比較的低い傾向にあるため、留学費用を抑えることができます。

 

しかし、スーパーやお店が少なかったり公共交通機関が限定的であったりと、利便性は良くないため、車がないと生活しにくく行動範囲もかなり限られてしまいます。

 

②娯楽に欠けるが、勉強に集中しやすい

遊ぶスポットが多くないため、アクティブ派には退屈に感じるかもしれません。しかし娯楽が少ない分、遊ぶ日とのメリハリを付けながら、留学の本文である勉強に集中しやすい環境とも言えます。

 

大学の留学生課や、留学生と交流したい地域のボランティア団体が放課後や週末に色々なイベントを開催してくれるので、楽しく有意義な週末を過ごすことは十分可能です。

 

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③田舎ならではの貴重な経験ができる

日本でも田舎と言えば、都会とは違う暮らし・食・楽しみや、アットホームでゆったりとした雰囲気がイメージされるように、アメリカでも田舎と都会の生活は異なります。

 

例えば「ニューヨークに留学中にブロードウェイでミュージカルを観る」といった都会での楽しみは単なる旅行でも味わえますが、『田舎での暮らし』はやはり留学だからこそ体験できるものだと思います。

 

 体験談

私は3年生で中西部にある大学に編入しましたが、市バスはなく大学と最寄りのスーパー(徒歩50分!)を結ぶシャトルバスがたまに走っているだけという田舎っぷりでした。

 

車は持っていなかったので行動範囲は限られており、大学・寮・校内のカフェテリア&コンビニが普段の生活圏。

 

カリフォルニアに留学していた頃は友達とショッピングモールやビーチ、観光地に行くのが休日の定番でしたが、そういった楽しみがなかった分、イベントやボランティアに積極的に参加して、現地の人と交流したり、現地の生活・行事を体験すること多くがなりました。

 

トウモロコシ畑の巨大迷路(秋の定番)やクリスマスのモミの木刈り、近くの湖でアイスフィッシングやスケートなど、色々な『初めて』を経験でき、カリフォルニア時代よりも思い出に残っています。

 

田舎の不便さやデメリットは確かにあるものの、それを上回る魅力を実感しました。

 

③地域の特色

先に挙げた2つのポイントよりも重要度は下がりますが、各地域の特色も把握しておくと良いでしょう。複数候補で迷っている時には絞り込みの材料としても。

 

代表的な産業

例えば、カリフォルニアならITや観光、ニューヨークは経済やアートといったように、「州や地域の代表的な産業は何か?」「全米を牽引するような分野はあるか?」も調べてみることをおすすめします。

 

というのも、特定の業界・分野で知られている地域にある大学は、以下のような教育環境に恵まれやすい傾向にあるからです。

 

 カリキュラムが充実している

 知識・経験が豊富な教授陣が集まる

 課外研修や、第一線で働く人による講演などの機会が多い

 インターンシップ先の選択肢が豊富

 

以上のように、特に『〇〇の本場』の様な場所で学ぶメリットは大きいですが、もちろん他の地域でも質の高い教育が受けられる大学は必ずあるので、こだわり過ぎる必要はありません。学費など自分の留学の条件・希望に合った地域・大学を見つけることが重要です。

 

 体験談

私はホスピタリティ・観光が専攻だったので、ラスベガス、ニューヨーク、フロリダなどの観光地の大学も検討していましたが、学費・物価が共に高く予算オーバーのため断念。

 

何十もの大学を比較検討した結果、中西部の大学を選びました。アメリカ国内でも決して人気旅行先とは言えない州でしたが、カリキュラムや選択科目が充実していたのが決め手です。

 

友達が通っていたラスベガスの大学の様な課外研修はなかったものの、充分満足のいく教育が受けられたと感じています。

 

気候

留学中は言語・文化・生活様式・人々の気質の違いや勉強へのプレッシャーなどから大なり小なり様々なストレスを抱えることとなります。生まれ育った地域と留学先の気候があまりに違う場合は、更なるストレスになる可能性も。

 

アメリカは広大なため、日本以上に地域ごとの気候の差が大きいです。以下は大まかな気候の特徴を示した図ですが、実際は更に細かい違いがあるので、留学先候補の州の気候は自分でもリサーチしてみましょう。

 

アメリカのエリアによる気候の違い

 

気候が出身地と大きく違っても平気な人もいると思うので、自分のストレス耐性や性格を考慮することが大切です。しかし、

 

季節の変わり目に寒暖差で体調を崩しがち

偏頭痛持ちで低気圧が続くと辛い

 

というように、気候や天気に体調が影響を受けやすい人は、留学先を決める時に気候もある程度考慮することをおすすめします。

 

④日本からのアクセス

留学先が決まり具体的な渡航計画を立て始めた時に「思ったより行くのが大変そう」と戸惑うことがないよう、留学先を最終決定する前に念のため日本からのアクセスを確認しておきましょう。

 

memo

留学先までのアクセス〜チェックポイント

 

 留学先の最寄り空港まで、日本から直航便は出てる?国内線への乗り継ぎは必要?

 

 空港から留学先までの移動手段は?

 

 地元から留学先までの総移動時間は?

 

 交通費は合計どれくらい?

 

日本からのアクセスが良ければ良いということではありませんが、「英語力に自信がない」「移動中のトラブルが心配」という人は、アクセスが複雑過ぎない地域を選ぶ方が安心です。

 

また長期留学の場合は、夏・冬休みに日本に帰ったり、冠婚葬祭など色々な事情で緊急一時帰国が必要になったりと、日本とアメリカを往復する機会が多々あることも念頭に入れておきましょう。

 

 体験談

ご参考までに、私の留学先までの移動はこの様な感じでした。

 

 カリフォルニア留学時

地元の空港→成田→ロサンゼルス空港→車

 

 中西部留学時

地元の空港→成田→ロサンゼルスまたはシカゴ空港→最寄りの空港→シャトルバス→車

 

まとめ

アメリカは広大な分、数多くの市町村があり、それぞれに特色や魅力があります。人気・定番留学先も良いですが、馴染みのない州や地域も積極的にリサーチしてみましょう。自分のニーズや希望に合った留学先がきっと見つかると思います。